門真市議会議員 福田英彦ブログ

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第1回臨時会に向け議会運営委員会

 今朝は、23日開会予定の第1回臨時会に向けた議会運営委員会 が開かれました。

 臨時会に提案予定の案件は、「門真市事務事業検証審議会」を設置するための「門真市附属機関に関する条例の一部改正について」及び、地域協働センター整備凍結に伴う関係予算の補正、審議会設置に伴う関係予算を追加する「平成28年度門真市一般会計補正予算(第9号)」の2件で、いずれも常任委員会に審査を付託し、慎重に審議することが決定されました。

 「門真市事務事業検証審議会」の設置については、昨年の9月及び12月議会で提案した「門真市事務事業継続検証審議会」が、400もの事業を僅か2ヶ月余りで見直す拙速なものであることや、審議会の議論を経ることなく、すでに地域協働センター整備凍結の方針が決定されたことなどの問題点が質疑で浮き彫りとなり、本会議の採決で賛成少数で否決された経過を踏まえ、再提出されるものです。
 しかし今回の審議会の設置は、これまでの「事務事業の継続の可否を検証するため」のものではなく、「事業の構想時や事業実施時において、意思決定過程や手続きに法的・手続き的なリスクを含むものがないかなど、主にコンプライアンス等の観点から、改めて客観的な確認・検証を行う」としており、審議会の名称も「継続」が削除されており、全く性質の違うものとなっています。
 これによって、今後は審議会による事業の継続検証は行わず、昨年の地域協働センター建設凍結の決定に見られるように、宮本市長の「独断」で、市民の意見も無視し、議会の議決も踏みにじり、フリーハンドで事業の切捨て等が行われるとすれば重大な問題で、慎重審査が必要です。

 地域協働センター整備凍結に伴う補正予算については、整備予定地であった門真小学校の校舎の一部を解体する工事費に対し、国の補助金等の交付を受ける予算から、起債(借金)に振替えるもので、昨年の12月議会では、地域協働センター整備凍結について、当該の地域会議の合意も得ず、議会の議決を前に国に対し、補助金「不要」の意思表示をしていたことが大問題となり、補正予算が修正議決された経過を踏まえ再提案されるものです。
 今回の再提案が、当該の地域会議に対し、地域協働センター整備凍結に関する市の方針について、その後説明がなされ、一定の合意が得られた中での提案なのか、それともその後も何の進展も無いのかが焦点で、後者であれば昨年の修正議決の結論は変わることはあり得ません。

 いずれにしても今回の臨時会は、宮本一孝市長が、昨年の9月議会及び12月議会の議論を踏まえ、市民の意見を無視し、議会の議決も踏みにじるという姿勢を改めたうえで開かれるのかどうかが注目されます。

 会期は27日までの5日間。
 昨年に続き議会の監視・チェック機能を発揮するよう力をつくします!
by kadomasigi99 | 2017-01-17 10:34 | 議会 | Comments(0)

by kadomasigi99