市役所は仕事納め、宮本市長の挨拶に違和感
2016年 12月 28日
今日は市役所の仕事納め。
一部を除き来年1月4日まで6日間の正月休みとなります。
午前中は、控室の掃除などをしました。
そして午後一時から宮本一孝市長が、幹部職員を前に挨拶を行いました。
9月議会、12月議会について少し反省の弁もあるのかなと注目していましたが、反省がないどころか、その内容に違和感を覚えたのでご紹介したいと思います。
みなさんお疲れ様でございます。本年もあと数日となりました。
みな様におかれましてはこの一年間しっかり門真市政にご尽力いただけたことに心から感謝を申し上げる次第です。
今年は本当にいろんなことがありました。とりわけこの6月、園部前市長がお亡くなりになりました。
これまで園部市長がですね、この門真市政にご奮闘いただいたことに心から感謝、敬意を表すとともに、改めましてご冥福をお祈りしたいと思っております。
その後、この7月、門真市長選挙におきまして、大きな市民の付託を得、この5か月間、門真市政の舵取りに精一杯努めてまいりました。
この5か月間、職員のみなさんお一人おひとりのご支援、手助けをいただきまして、何とかここまで来たのかなと思っております。
改めて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
私自身、選挙戦であったり、後援会、支援者の前、又様々ないろんな機会でよくお話をさせてもらうことがあります。
何かというと、僕は門真さえ良くなったらいいんです、という話をさせてもらっています。
門真さえようなったらええ、そんな思いの中でおよそこの10年間、政治の中で様々な活動をしてきました。
門真市というところは、みなさんも十分ご理解をいただいている通り、様々な課題、問題を抱えているところがたくさんあります。門真市単独で決して解決できない課題が非常に多くあります。
しかしながら、その課題に対し、真摯に我々が向かい合い、立ち向かって行くことによって、門真が少しでも良くなれば、そのお手本をいろんな自治体に示していくことができる、私自身は思っております。
そんないろんな自治体のお手本になれるような市をまずは目指していきたいなと思う中で、そんなお話をさせていただきました。
この7月の市長選挙は、私は継続を訴えて戦ったのではありません。変化を訴え、変化を求めていまこの重責を担っていると認識しております。
変化することを恐れず、しっかり向かい合う、市民お一人おひとりと対話を進める中で、この市を誇りと愛着を持ってもらえる、そんな門真にみなさんとともに変えてまいりたいと思っております。
この12月議会で、機構改革が市議会でご議決をいただきました。そのなかで、総合政策部が来年4月から企画財政部と名前が変わります。
この名前が変わることにあたって、自分自身の考えを述べたいと思います。
これまで総合政策部、また総務部というのは、ややもすると管理部門、そんな言われ方をします。
僕自身は来年4月からはぜひ調整部門をしてもらいたいと思っています。
総合政策、その政策という名前は、担っているのは決して企画や財政だけではありません。
門真市の政策を担っているのはまさしく事業部門にいらっしゃるみなさんです。
そういった意味合いで、門真市民の住民サービス、向上させていくいちばんの○○を担っているのは、まさしく事業部門です。
ですからこそ、管理部門という役割ではなく、企画財政部、総務部には調整部門としての役割を担っていただきたいと思ってます。
まさしくその調整のもとで、現場で働いていただくみなさんが、市民のお一人おひとりの声をしっかり聞き、ともに汗をかいて門真市民が門真市に改めて愛着の持てる、誇りを持てる市へと我々ですすめてまいりたいと思っておりますので、職員お一人おひとりの来年もよりいっそうのご奮闘をお願いしたいと思っております。
ぜひみなさん、来年はご家族またみなさまで素晴らしい新年をお迎えいただき、よりいっそう門真市の飛躍を遂げれる一年にしたいと思っておりますので、どうか来年もよろしくお願い申し上げまして私からのご挨拶とします。本年もお疲れ様でございました。良いお年をお迎えください。
いかがでしたか?
特に違和感を覚えたのは、「門真さえ良くなったらいい」ということを方々で言って回っているということです。
これを聞いて、「市長は私たち市民のことを考えてくれている」と思われるでしょうか。
「何と身勝手な市長」と思われないかとても危惧しますし、周辺市の首長さんはどう感じられるでしょう。
また、「企画財政部(現総合政策部)、総務部には調整部門としての役割を担っていただきたい」と述べたことです。
企画部門というのは、市のシンクタンクとも言うべきところで、市長の思いをしっかり形にするところだと思います。
うがった見方かもしれませんが、「自分が考えるから調整をすればいい」とも取れます。
ノー原稿で挨拶されたようですが、全体として何を言おうとしたのかまったく分かりませんでした。
来年も大変な年になるなと実感しました。
しかし議会の役割は、市政の監視機能をしっかり発揮することです。
これまでと変わることなく、しっかりチェックしたいと思います!