門真市長選挙の結果について「住みよい門真をつくる会」が声明
2016年 07月 26日
門真市長選挙の結果について
2016年7月25日
住みよい門真をつくる会
代表委員 前田 美子
7月24日投開票の門真市長選挙は、大阪維新の会公認で前府議の宮本一孝氏が24,004票を獲得し、16,219票を獲得した無所属で前副市長の川本まさひろ氏を破り初当選しました。
府議会議員補欠選挙も大阪維新の会公認の泰江まさき氏が初当選しました。
今回の選挙は、園部一成市長の急逝に伴い実施されたもので、「住みよい門真をつくる会」は、6月21日に「①門真市へ維新政治を絶対に持ち込ませない。②「29億円問題」に見られる税金無駄遣いのまちづくりからの転換を目指すという立場で、国の悪政の防波堤となって市民の暮らしを守る市政、市民が主人公の市政実現のために、広範な市民のみなさんとともに市長選挙に取り組んでいく」ことを明らかにしました。
また、7月4日には「みなさんから寄せられたご意見を踏まえ、何よりも『維新政治を門真に持ち込ませない』との立場を重視し、今回の市長選挙の候補者擁立を見送り『自主投票』とする」との立場を明らかにしました。
選挙中の対話のなかでは、「なぜ独自候補を擁立しないのか」「無所属だが自民党の候補者をなぜ応援するのか」などの意見が寄せられる一方で、「維新政治を持ち込ませないことが第一で、よく決断した」との声も寄せられました。
選挙戦は一騎打ちとなりましたが、「会」が候補者擁立を見送り自主投票としたことを維新陣営は、「反維新で共産党と自民党が野合・談合している」との攻撃を加え、維新政治の問題点が十分に争点とならず、偽りの「身を切る改革」の本質を浸透させることができませんでした。
また、住民訴訟となっている旧ダイエー跡地をめぐる「29億円問題」についての考えを宮本氏は選挙中一度も語ることはなく、今後の対応が注目されます。
維新政治が門真市に持ち込まれることで、市民サービスや公的責任の後退などが危惧されます。
「会」として今後の市政運営を注視し、構成団体との連携を強めるとともに、広範な市民のみなさんと共同し、国の悪政の防波堤となって市民の暮らしを守る市政、市民が主人公の市政実現のために力をつくします。

