「こども未来部」の教育委員会所管は不安な船出

今日は、教育委員会の定例会が午後から開かれ、豊北ゆう子議員と傍聴しました。

議案は以下の4件でした。

議案第1号　市長の権限に属する事務の委任及び補助執行に係る協議について
議案第2号　門真市教育委員会事務局内部組織に関する規則の一部改正について
議案第3号　門真市教育委員会教育長の職務を行う事務局の職員の指定に関する規則の一部改正について
議案第4号　門真市教育機関の事務分掌等に関する規則の一部改正について

門真市は新年度、子育て関係の部署を一元化し、「こども未来部」を創設、教育委員会が所管するという事務分掌条例の全部改正を昨年の12月議会で可決しました。

問題点については、本会議の討論で「こども未来部を教育委員会に置くことについては、市長部局から事務委任や補助執行する業務が多数あり、事務量が増加し、煩雑となり、福祉部門との連携も弱まることが危惧されるにもかかわらず、教育委員会に置くことのメリットについては先進市の事例など具体的に何も示されませんでした。また、デメリットは「特にない」と課題解決の姿勢さえ示さず、教育員会に設置ありきという点も問題です。」と党議員団は問題を指摘し、反対した経過があります。

議案第1号では、市長部局から教育委員会に移る事務のうち、「委任」（教育委員会が権限を持つ）するものと「補助執行」（市長が権限を持つ）させるものとを決めるものでしたが、議論の中ではこども未来部を教育委員会に置くことの具体的なメリットや積極的な受け止めは少なく、教育長も「分からないところもあり、不安もある」と本音がポロリ。

こども政策課、子育て支援課、保育幼稚園課の3課でこども未来部を構成することも議案第2号で決定しましたが、不安な船出となります。

教育委員会所管となることで、福祉としての子育てが後退することのないよう注視していきたいと思います！