門真市議会議員 福田英彦ブログ

日本共産党の市議会議員が「市政をわかりやすく」お知らせします

市民と職員で率直な議論−自治基本条例を考える市民検討委員会

今日は「第5回(仮称)門真市自治基本条例を考える市民検討委員会検討部会」が文化会館で開かれ、傍聴してきました。

「自治基本条例」とは、明確な定義はありませんが、「自治に関する基本的な理念や市政運営の基本的な事項等を定めるものである。自治基本条例が制定されると、市の他条例や計画等は、原則として自治基本条例の規定に適合するように制定(策定)又は運用されることとなり、自治基本条例は自治体における最高規範、いわゆる「自治体の憲法」といわれるものとなる。」と門真市では「制定に関する基本的な考え方」で規定しています。

この条例を12月議会に提案・制定、来年4月施行を目標に作業を進めています。

策定過程では市民検討委員会、条例制定検討委員会、条例検討WGを構成し、昨年の9月から市民等検討委員会検討部会が始まり、今回第5回の開催となったものです。

経過などは市ホームページに掲載されていますので、参照ください。(仮称)門真市自治基本条例

今回は市民委員と職員WGのメンバー約40名が輪になって議論されました。

論点が示されましたが、議論の内容は生活保護、情報公開を中心に市役所の対応や市民のモラル、議員の関与の問題など、率直な議論が行われ、これまでの審議会のような役所が作った筋書き通りに進められるというものとは全く違ったものでした。

自治基本条例の制定については、その必要性について疑問点もありますが、市民と職員(行政)が率直に議論する場というのはとても大切だと感じました。

このままいくと12月の条例提案・制定はかなり厳しいと思います。
しかし、結論を急ぐことなく十分に議論することが重要ですし、今日の議論を聞いていると市民委員さんも拙速に結論を出すということはないと思います。

自治基本条例の制定が、本当の意味で「住民が主人公」の門真市政への転機となるようこれからも注視していきたいと思います。
by kadomasigi99 | 2011-01-31 22:19 | 公民協働 | Comments(0)