門真市議会議員 福田英彦ブログ

日本共産党の市議会議員が「市政をわかりやすく」お知らせします

高浜市の事業仕分けに行ってきました

今日、高浜市(愛知県)の事業仕分けが行われ、日帰りで行ってきました。

国の「事業仕分け」は有名ですが、地方自治体の事業仕分けも2002年から60回余り行われています。

事業仕分けは、「民」の立場から政策をつくり世の中を変えていくという思いで設立された「構想日本」が発案したもので、小泉構造改革を後押ししてきたものです。

門真市はこの事業仕分けを8月29日(日)に行うことを決定しています。
コーディネーターと仕分け人を構想日本に委託し、市民判定員に判定させるというものです。

高浜市も同様の手法で事業仕分けを行うということで、参議院選挙公示前の慌ただしい時期ですが、この目でどのようなものか確認しようと傍聴しました。
関心も高く、市民や他市からも昼休み時点で200人を超える傍聴者でした。

高浜市の事業仕分けに行ってきました_c0347935_14255382.jpg



明日と2日間の日程で、1日20事業を2グループに分け、10事業づつ行われました。

企業誘致に関する奨励事業やいきいき号循環事業(コミュニティバス)、地域福祉活動支援事業などは興味深い内容でした。

これまで思っていたような「切り捨て」というものではありませんでしたが、「費用対効果」「民業圧迫」というような用語は多く用いられていました。

20事業のうち3事業(市民生活援助事業、高浜エコハウス施設管理業務委託、いきいき銭湯開放事業)が「不要」と仕分けされ、その他は「市で実施(改善が必要)」でした。

全体の印象は、行政の資料が余りにも乏しく、仕分け人に事業効果等を説明する力も不足してるなという感じで、市民判定員に持たれなくてもいいようなマイナスのイメージを持たれたものもありました。

門真市の担当者が仕分け人の質問に対し、的確に説明できるのか心配です。

ただ、仕分けの結果は最終決定ではなく、議論の内容などを踏まえ、行政が方向を定め、予算や条例など議会で最終決定されます。

問題点はありつつも、この事業仕分けが行政が説明責任を果たす場となり、市民が市政に関心を持つ場となればと思います。

高浜市の事業仕分けには、総合政策部次長と行財政改革推進課長が来ていました。
2人とも勉強熱心なので、今日の事業仕分けを参考によりよい(?)事業仕分けとなるでしょう。

22日の一般質問でこの問題を取り上げますが、答弁に注目です。
by kadomasigi99 | 2010-06-19 21:38 | 研修・視察 | Comments(0)

by kadomasigi99